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下瞼たるみとり手術(ハムラ法)のモニター症例

今回は下瞼のたるみとり手術(ハムラ法)のモニター症例の報告です。

患者さんは40才代の女性で、下瞼のたるみと目袋のふくらみ、その下のクマを気になさっての来院でした。術前の状態はこんな感じです。

術前正面

術前左術前右

考えうる施術としては、マイルドな順に瞼頬溝へのヒアルロン酸もしくは脂肪注入(マイクロコンデンスリッチファット注入)、下瞼脱脂(除脂肪術)、経結膜的眼窩脂肪移動術(裏ハムラ法)、タルミ取り+眼窩脂肪移動術(ハムラ法)です。各施術のメリットデメリットをご説明したうえで、皮膚のしわまで含めて最も効果の高い方法ということで、ハムラ法を選択されました。

ハムラ法は睫毛の1.5mmほど尾側の皮膚を切開し適切な幅で皮膚を切除したのち、飛び出している眼窩脂肪を眼窩縁の約5mm尾側まで移動させ骨膜に固定する方法です。目の周りは皮膚が薄いため、時間が経てば傷跡はほとんどわからなくなります。

術後正面

術後左術後右

 

術後2カ月目の状態です。目袋のふくらみとクマが良く改善されているのがわかると思います。細かいちりめんジワは残っていますが、これ以上皮膚を切除すると瞼が外反するためこれくらいが限界でしょう。(というか、皮膚を切除してもちりめんジワは改善しません。多血小板血漿療法などが効果的です。)

皮膚のたるみがそれほど多くない場合や、長いダウンタイムの取れない方の場合、眼窩脂肪の移動を結膜側から行うこと(裏ハムラ法)も出来ますが、視野が狭いため熟練した技術が必要になってきますので、確かな技術と経験豊富な当院にご相談ください。


2015.02.04

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