トレチノイン(ビタミンA誘導体)のシミへの効果
当院で導入しているゼオスキンの一番強いプログラム(セラピューティック)におけるメイン成分でもあるトレチノインの効果についてです。
トレチノインを使用すると、表皮において表皮角化細胞の強い増殖促進作用がみられ表皮は厚く丈夫になります。
また、ターンオーバーが促進され皮膚が剥けると共に、表皮基底層周辺のメラニン排出が促されます。
お肌のターンオーバー(生まれ変わり)を促進してくれる作用により、お肌の奥からシミが押し出されて、皮剥けすると共にシミも排出されると言うことです。
皮剥けするということは同じでも、ピーリングのように「剥いでいる」のではなく、古い細胞を生まれ変わらせることにより、不要となった皮が落屑するという違いがあります。
そして、セラピューティックプログラムにおいては、メラニン産生を抑えるハイドロキノン(ミラミンやミラミックス)とトレチノインの併用による相乗効果によって、表皮内色素沈着が改善されます。
トレチノインでメラニンの排出を促しならが、同時にハイドロキノンで新たなシミの産生を押さえてシミを薄くしていくので、レーザー治療に不向きなタイプのシミや色素沈着を、コントロールしていくのにも適しています。

トレチノイン+ハイドロキノンのシンプルな処方にも、セラピューティックによる顔全体の外用療法にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
-2023.08.10
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