裏ハムラ法手術(裏ハムラ法で涙袋が強調されるか?)
43歳女性の裏ハムラ法手術症例です。
裏ハムラ法は瞼の裏側から手術を行うため皮下出血や術後の腫れが少なくダウンタイムが比較的短くて済む非常に優れた方法です。
通常は1週間くらい皮下出血やむくみが出ますと説明して手術に臨みます。
70~80%くらいの症例で1週間後には手術した跡はほとんど目立たなくなりますが、残りの人はもう少し時間がかかることもあります。
この患者さんの場合、2日後にテープ(血腫という合併症を予防する目的でテープを貼って圧迫します)をはがした時にはややむくんだような腫れとごく軽度の皮下出血が認められましたが、テープが取れれば化粧可能ですのでこれくらいであればメークでごまかせそうです。
12日目の再診日にはむくみもほとんどとれてスッキリした目元になっているのが確認できるかと思います。
さて副題の裏ハムラ法と涙袋の関連についてですが、この患者さんの場合右側は涙袋とその尾側の目袋がややつながりかけて一体となった膨らみを、左側は涙袋と目袋がそれぞれ独立した膨らみを形成していました。
裏ハムラ法で膨らみが軽減できるのは目袋だけで涙袋は増えも減りもしませんが、目袋がスッキリすると涙袋がより強調されるようになります。
一般的には涙袋は目を大きく見せたりチャーミングに見せたりする効果があるといわれていますので、裏ハムラ法のうれしい副次的効果です。
ただし元から涙袋のない人にはこの効果は期待できません。
目袋が膨らんできて涙袋が目立たなくなってきた人に効果が期待できます。
-2023.06.05
院長ブログ