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裏ハムラ法手術(クマ取り手術と涙袋との関係について)

46才女性の裏ハムラ法手術症例です。
裏ハムラ法は瞼の裏側から眼窩脂肪の移動を行うことによって目袋の膨らみとその尾側の窪み(クマ)を改善する方法ですが、症例によっては涙袋を強調させる副次的効果があります。

涙袋(別名、涙堂とも言います)とは下眼瞼縁に沿って現れる膨らみのことでその実体は発達した眼輪筋の厚みによるものです。
一般的にふっくらとした涙袋は顔貌を若々しくし、また眼を大きく見せる効果もあり好まれるものです。
眼輪筋の発達度合いにより涙袋の大きさや形は人それぞれ異なり、また左右差のある人もいます。

今回のモニター患者さんは右側は頭側(上側)から涙袋、下眼瞼溝、目袋、瞼頬溝が確認でき、凸凹凸凹の形態となっています。
左側は右より目袋の膨らみがやや大きいのでしょうか、目袋と涙袋の膨らみと一体化し下眼瞼溝が消失しかけています。
裏ハムラ法により目袋の膨らみの原因である眼窩脂肪はその尾側の瞼頬溝の窪みの位置に移されるためクマが改善されます。
一方、涙袋は筋肉の膨らみなのでそのまま残ります。

右側は二つあった膨らみのうち下の膨らみが消え、涙袋のみが残っています。

左側は目袋の膨らみと一体化してその存在が分かりづらかった涙袋がきれいに見えるようになりました。

もともと涙袋がなかった人にはこのような効果は期待できませんが、若い時は涙袋があったのに目袋が膨らんできて涙袋が目立たなくなってしまったという人の場合にはクマ取りの手術をするだけで目袋と涙袋二つの問題を一挙に解消できる可能性があります。


2023.07.03

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