裏ハムラ法手術~元々無かった涙袋が出来た?~
41歳女性の裏ハムラ法手術症例です。
裏ハムラ法は下瞼の裏側から目袋の膨らみの原因である突出した眼窩脂肪をその尾側の窪みの位置に移動(再配置)する方法です。
皮膚側から操作しないのでダウンタイムが短くて済む優れた方法です。
当院では血腫(術後に再出血しその血液が創部の中に溜まって固まってしまう合併症)予防目的に2日間ほど下瞼にテープによる圧迫固定を行っているのですが、この患者さんの場合術後2日目にテープをはがした際、両側の瞼縁の皮下出血と左側の目袋部分の腫れが軽度認められました。
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術後12日目の検診では皮下出血と目袋の腫れは軽快しましたが、今度は今まで無かった涙袋の膨らみが認められました。
涙袋は目を大きくチャーミングに見せる効果もあり、一般的には好まれるもので、この症例でもこのまま膨れていてくれてもいいかなと思うくらいでしたが術後1ヶ月検診時ではきれいに治まってしまっていました。
やはりこの涙袋の膨らみは一時的な腫れによるものだったようです。
以前の記事でも書いたように元々あった涙袋が目袋が膨らんできたことにより目立たなくなった場合には裏ハムラ法で涙袋が復活することはあり得ますが、最初から無かった涙袋が新たにできることはやはりなさそうです。
3ヶ月検診では、涙袋の件は残念でしたが目袋の膨らみはきれいに改善しているのが見てとれるかと思います。
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-2023.12.18
院長ブログ