裏ハムラ法手術~ダウンタイムの短い下瞼のクマ取り手術~
50歳女性の裏ハムラ法手術症例です。
裏ハムラ法は下瞼の裏側から目袋の膨らみの原因である突出した眼窩脂肪をその尾側の窪みの位置に移動(再配置)する方法です。
皮膚側から操作しないのでダウンタイムが短くて済む優れた方法です。
当院では血腫(術後に再出血しその血液が創部の中に溜まって固まってしまう合併症)が起こってしまうのをなるべく予防する目的に2~3日ほど下瞼にテープによる圧迫固定を行っているのですが、この患者さんの場合テープをはがした際には術後2日目にもかかわらず皮下出血、腫れともそれほど目立っていませんでした。
中等度の結膜浮腫(白目の粘膜にゼリーが付着したようにブヨブヨと腫れる症状)が認められますが、全例にお渡ししているステロイドの点眼液を指すことによりほとんどは1週間ほどで改善します。



一般的には形の完成は1~2カ月先といったところですが、この方の場合は涙袋の腫れが比較的長く続き1ヶ月後でもまだ少し腫れているようです。
術後3ヶ月検診では涙袋の腫れも落ち着き全体としてきれいに仕上がっていると思います。



-2025.05.03
院長ブログ