院長ブログ

  • HOME >
  • 院長ブログ >
  • 切開法重瞼術~瞼が厚めでもくっきりした二重に~

院長ブログ

切開法重瞼術~瞼が厚めでもくっきりした二重に~

29歳女性の全切開法による二重術です。

切開法の重瞼術の長所は埋没法よりくっきりした二重が作れること、そしてそれがほとんどの場合一生維持できることです。
瞼が厚いため、埋没法を何回か繰り返したけれど二重が維持できなかった方でも切開法であればくっきりした二重を形成できる場合が多いです。
その半面、術後の腫れが大きく一応の出来上がりは約3ヶ月後といったところでしょうか。

一般の人が心配されることの多い傷跡ですが、形成外科出身のベテラン美容外科医が丁寧に手術すればそれほど目立ちません。
きれいで目立たない傷跡で仕上げるポイントは皮膚や皮下組織を取り過ぎないこと、丁寧な縫合を心がけることのほかに創縁をピンセットで強くつまんだりせず愛護的な操作を心がけることでしょうか。
愛護的な操作を心がけるというのは、われわれ形成外科医が研修医の頃から徹底的に教え込まれる基本的方針のひとつで形成外科的縫合法の根幹をなす技術です。

この患者さんは術前のシミュレーションでいわゆる末広型の控えめな二重幅を希望されました。

術前からある程度は予想していましたが、皮膚を切開したところ眼窩脂肪がかなり多めだったので脱脂には消極的(取り過ぎると窪みが生じて予定外のところに重瞼線が出来ることがあるため)な私にしては多めに脱脂(眼窩脂肪切除)をしています。
併せて可及的に以前行われた埋没法の残存糸も抜糸しています。

瞼の厚めな人は術後の腫れも目立つ方が多いような印象を持っていますが、この患者さんは狭めな二重を計画したことにもよるのか術後2週間目ですでに目立つ腫れは落ち着いていそうです。

術後3ヶ月で希望通りの狭めの二重が完成し傷跡も目立っていないのが分かると思います。


2025.05.31

院長ブログ

0120-59-1010
10:00~18:00(日祝定休)
オンライン予約 お問い合わせ