裏ハムラ法のモニター症例
44才女性の裏ハムラ法手術症例です。
下瞼は加齢により眼窩脂肪を包んでいる眼窩隔膜が弛緩し、その結果眼窩脂肪が突出し、いわゆる目袋の膨らみをきたします。
さらに瞼頬溝のくぼみが顕在化し、照明の加減により黒っぽい陰影(いわゆる黒くま)が目立ってきます。
膨らんだ眼窩脂肪の取り過ぎは下眼瞼全体の陥凹につながり、逆に老けた印象をもたらすので注意が必要です。
ハムラ法はこの膨らんだ眼窩脂肪を、瞼頬溝のくぼみに移動させる方法で若返りという点において非常に理にかなった手術です。
裏ハムラ法はこの脂肪の移動を瞼の裏側から行う方法で、皮膚のたるみがそれほど顕著でない場合に非常に有効な方法です。
そのメリットは、皮膚に傷跡が残らないこと、腫れや内出血が少なくダウンタイムが短くて済むこと、瞼の外反(あっかんべー状態)がおきにくいことです。
この患者様は3日後にテープをはがした際には軽度の皮下出血がありましたが、10日目の検診時にはほぼ消失しているのがわかると思います。
-2021.03.26
院長ブログ