院長ブログ

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切開法重瞼術

34歳女性の全切開法による二重術です。

切開法の重瞼術の長所は埋没法よりくっきりした二重が作れること、そしてそれがほとんどの場合一生維持できることです。
その半面、術後の腫れが大きく一応の出来上がりは約3ヶ月後といったところでしょうか。

一般の人が心配されることの多い傷跡ですが、形成外科出身のベテラン美容外科医が丁寧に手術すればそれほど目立ちません。
綺麗で目立たない傷跡で仕上げるポイントは皮膚や皮下組織を取り過ぎないこと(この患者さんの場合、切開した際に瞼板に覆いかぶさるような眼窩脂肪が認められたためこれを少し多めに切除しています)、丁寧な縫合を心がけることのほかに創縁をピンセットで強くつまんだりせず愛護的な操作を心がけることでしょうか。
愛護的な操作を心がけるというのは、われわれ形成外科医が研修医の頃から徹底的に教え込まれる基本的方針のひとつで形成外科的縫合法の根幹をなす技術です。

この患者さんの場合、術後右目にやや強い皮下出血が認められました。
それとやや広めの二重幅を希望されましたので、術後の腫れも大きく術後1ヶ月の状態でもまだまだ二重幅は広いです。
術後3ヶ月になってようやく落ち着いてきたかなといったところですが、中央から内側にかけての二重がまだ少し広いような気もします。

半年あるいは1年後にはもっと自然に落ち着いていると思われますが、当院でのモニター患者さんの術後経過観察は基本3ヶ月までなのでその後の経過写真がなくて残念です。
ただしこの患者さんはご自身でSNSに術後経過を詳細にアップされておられ、1年後の写真も投稿されていました。
やはり術後3か月の状態よりさらに自然に落ち着いており、二重の幅や形状、傷跡の綺麗さにも満足されておられるようで安心しました。
ご本人の許可を得ていないのでSNSのアカウント等を公表できないのが残念です。


2023.07.24

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