Elite+について
今回はレーザー照射器のことについて書きたいと思います。
信頼できるメーカーの製品で、1台で幅広い疾患に対応できるという観点から選んだのが、アメリカCynoshure(サイノシュア)社のElite+(エリートプラス)というレーザー照射器です。
サイノシュア社はキャンデラ社と並ぶ大手のレーザー機器メーカーで、1996年に世界で初めて有色人種対応のロングパルスアレキサンドライトレーザーLPIRを開発したことで知られています。
Elite+はその脱毛パイオニア機LPIRの後継機種であるElite Familyの中でも2012年に発売された最新機種になります。
その特徴は、755nmのアレキサンドライトと1064nmのNd:YAGの波長を組み合わせることによりあらゆるスキンタイプの美容治療が行えるというものです。1064nmのNd:YAGが搭載されたことにより、浅黒い肌の脱毛がより効果的に行えるようになりました。さらにEliteの最大スポット径15mmからElite+では18mmに進化したため、治療時間が短縮されました。
医療脱毛のみならずシミ・そばかす・角化症などの表在性色素斑、毛細血管拡張症・赤ら顔・軽度の下肢静脈瘤などの血管性病変、さらにはレーザーフェイシャルやディープヒーティングにも対応可能です。
レーザーフェイシャルというのは低出力のレーザー光を顔全体に照射するやり方のことで、755nmのアレキサンドライトでは肌の色調改善、毛穴の黒ずみなど1064nmのNd:YAGでは肌質改善、小じわの改善、赤ら顔の改善などに効果があります。施術後、かさぶた形成や赤みなどのダウンタイムがほとんどないのが特徴です。1カ月間隔で5~6回ほど行えば、さらに効果が増強します。
ディープヒーティングというのはもう少し高出力のNd:YAGを照射し、真皮に熱エネルギーを与えることで、ニキビ跡の改善、毛穴の縮小、タイトニングに効果があります。
一昨日、スタッフに全顔のレーザーフェイシャル(ALEX とNd:YAGのダブル照射)とアゴ周りのディープヒーティング(Nd:YAG)そして上腕のレーザー脱毛をやってみました。冷却装置のおかげで痛みもほとんどなくダウンタイムもほぼ無いので、これは幅広い多くの患者さん達に勧められると感じました。この施術のスタッフの感想はこちらから。
-2014.11.07
院長ブログ